C1100 切削加工にロウ付け加工を “ふるさと加工ネットワーク” にて実現できました!!

ロウ付けの水密検査の方法をお客様へ確認したところ、検具を使用し検査を行っていたとのことです。

 

早速、検具の写真を送ってもらいしましたが・・・水密検査を行ったことも見たこともない私はチンプンカンプン!!

 

なので詳しい説明を伺いに片道3時間車を飛ばし、検査方法を自慢のiPhone13でムービー撮影です。

 

ムービー撮影なので一言一句聞き漏らしません!便利な世の中です(笑)

  

「これで完璧!」と思い、問合せいただいた加工業者さんにと内容説明してから、半日後・・・

 

「ロウ付けを含め仕上加工まで可能だが、水密検査は不可です」との連絡が…。

 

なんですと!?

 

私が言うのもなんですが、検具を用いた説明を聞く限り難しくはありません!!

 

何故無理なのでしょうか?

 

今回はコストも重要であるため、実際に加工するのは海外の加工業者さんです。

 

弊社は日本の窓口を経由して依頼しますが、日本の窓口の方から現地担当者に水密検査の説明を何度しても

 

現地担当者からは「水密検査は出来ない」の一点張りだったそうです。

 

何やらコミュニケーションと言う名の高い壁がありそうです…。

 

ロウ付けの品質は問題ないようですが、水密検査は絶対条件です!

 

またまた途方に暮れていると、真鍮ロウ付けを得意とする近くの加工業者さんの存在を思い出しました。

 

早速、図面を持参し打合せです!ですが、純銅の機械加工が難しいとのこと・・・

 

やはり・・・純銅はタダモノではありません。ちなみに真鍮の機械加工はよくされています。

 

その後、担当者さんと共に熟考すること30分・・・妙案が!

 

「ロウ付けされているという事であれば水密検査はされていますか?」

 

「水密検査はよくやるよ」との返答が・・・

 

「加工:海外の加工業者さん、検査:近くの加工業者さん」の図式が完成です!

 

万が一水漏れしても、ロウ付け&機械加工が出来るこの加工業者さんであれば「少々の修正」は可能です。

 

さらに海外の加工業者さんのロウ付け品質は問題ないと聞いているので大丈夫なハズ!

 

更には納期から逆算した場合、お客様も弊社もこの手法以外選択肢なし!一択です。

 

執念でやり遂げ、無事にご注文をいただけました。が・・・

 

初の試みなのでドキドキが止まりません!納品まで油断せずフォローさせていただきます!!



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