御見積の進め方。新人営業担当者が見落としがちなポイントは?
お客様の不安要素を払拭し、ネオジム磁石を受注した事は前回お伝えしましたが、
お客様が御見積依頼を行うにあたり期待する事と言えば・・・安定供給だけでは無いですよね。
さらにお客様が弊社だけに見積を依頼されるとは限らず、競合の複数社にまたがるケースも多々あります。
そこで今回は・・・
「御見積を行うために最も重要な事は何か?」をお伝えします。
早速ですが、重要な事は「情報」だと確信しています!
「お客様から有益な情報をどれだけ引き出せるか?」
これにより受注の成否が決まると言っても過言ではない!と言えます。
ECサイトの場合は、掲載されている商品群の中からお客様ご自身で探されます。これに対し・・・
弊社ではお客様の情報をもとに商品を探し、ご提案します。
「自身で探す」というお客様が面倒な事を代行する。これこそがECサイトにはない対面営業の強みだと考えます!!
代行するためには、用途・希望価格・数量・納期・背景・・・など多様な情報入手がとても重要です。
ですが、「どんな情報が必要か?」「お客様との間合いの取り方は?」
など情報入手の手法は一朝一夕で身につかず、経験も必要です。
では今回Oさんはお客様から有益な情報を入手できたのでしょうか?
初回の御見積提出時にお客様より「現行価格より高いため、一度検討させてほしい。」と言われ
Oさんは「ご検討をよろしくお願いします。」でやりとりを終えました。
もうお分かりですよね? Oさんは具体的な価格情報の入手が出来ていません・・・
【いくら高いのか?】
現行価格より高いと言われた時点でこの情報入手が必須です。
が、お金に関する内容を聞く事は新人さんにとってハードルが高いようで躊躇するそうです。
ですが、お客様にとって有益な提案を行うのであれば躊躇する必要はありません。是が非でも確認すべきです。
その事をOさんに伝え、Oさんが改めてお客様に確認した結果、
弊社の既存仕入先さんでは価格対応が不可能な事が分かったため、お客様から得た価格情報をもとに条件を絞り、
新たな仕入先さんの開拓を行うことでお客様のニーズに合致した見積を提示することができました。
御見積を作業と捉えるのではなく、お客様の立場で代行する。
これがECサイトと弊社の違いであり、強みだと考えます!
お問い合わせ|神戸・島根の産業機械部品専門商社|株式会社萬代 (mandai-inc.co.jp)