電解研磨とは?スーパーシャイナーA2って何??

電解研磨

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前回のブログの続きで「デンケンと電解研磨の違いって何??」を今回はお伝えさせていただきます。

 

前回のブログをまだご覧になられていない方は、まずそちらをご覧ください!!

 

 

ふるさと加工パートナーさんがデフォルトで行ってる通称 “デンケン” と「電解研磨」について手法は異なります。

 

が、「耐食性を向上させる」という効果は同じです。

 

まず、”デンケン” とは株式会社ケミカル山本が製作している「スーパーシャイナーA2」を指します。

 

「スーパーシャイナーA2?」と気になった方は下記リンクよりご確認ください。

出典:㈱ケミカル山本HP

 

スーパーシャイナーA2は「SUS304がSUS316並の耐食性に!」が謳い文句です!!

 

では・・・

 

スーパーシャイナーA2を使用すると、なぜ耐食性が向上するのでしょうか?

 

キーワードは「ウルトラ不働態化」です。

 

不働態化って??

 

不働態化とは・・・「ステンレスは錆びにくい」と言われる理由を紐解くと見えてきます。

 

ちなみに「鉄がなぜ錆びるのか?」理由をご存じでしょうか?

 

鉄が錆びる理由をざっくりと申し上げますと、鉄原子が空気中に含まれる酸素や水素と化学反応を起こし酸化鉄に変化するためです。

 

なので酸素が無いところで鉄は錆びないと言えます・・・

 

つまり宇宙で鉄は錆びないということです!!大発見です(笑笑)

 

このブログの愛読者様であれば当たり前にご存じかと思います。ご清聴ありがとうございました。

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さて、実はステンレスも鉄が主成分となります。なので「全く錆びない!」わけではありません。

 

ここで例のキーワードの登場です!錆びにくくしている要因こそが「ステンレスの不働態化」です。

 

不働態化とは・・・「酸化被膜」と呼ばれる被膜をつくる現象を指します。

 

ここでピンっと来られた方は、やはりこのブログの愛読者様です!!以前”アルマイト処理”のブログで記載しましたアレです!

 

 

ちなみにステンレスとアルミの錆びにくさはを比べると・・・

 

ステンレス>アルミ

 

となります。なので、アルミはアルマイト処理を行い耐食性を高めるケースが多いのだと思います。

 

ここで話は戻り、「”ウルトラ不働態化” とはスーパーシャイナーA2を使用し酸化被膜をウルトラ強固なモノに仕上げる」というわけです。

 

つまり・・・ふるさと加工パートナーさんが製作されるSUS304製缶品は、 “スーパーシャイナーA2” を使用し常にSUS316並みの耐食性に仕上げられている。と説明がつきます。

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では次に「電解研磨」とは?

 

文字の通り “研磨” なのでしょうか?

 

いろいろと調べてみると、以下の説明となります。

 

電解研磨とは・・・「電解液と呼ばれる液体に浸し、電気分解によって素材表面の細かな凹凸を金属溶解させる 研磨方法により不働態化させることです。」

 

やはり「研磨」でした!!

 

さて、お互いの正体が分かったところで先日の写真を改めて確認します。

 

電解研磨後

 

電解研磨前

電解研磨後の方が全体的にむらなくツルツルピカピカになっています。

 

ステンレス素材の面粗度を研磨で均一化することでこのような面となるものだと思います。

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ちなみに電解研磨の用途としては耐食性向上の他に・・・

 

・鏡面化

・バリの除去

・光沢による商品美観価値の向上

・表面粗さの改善

・溶接焼け取り

 

といったものがあります。

 

”研磨”と呼ばれるだけあり、円筒研磨や内面研磨等と同じ効果があります。

 

スーパーシャイナーA2と重複している内容は、耐食性向上&溶接焼け取りです。

 

つまり、デンケン(スーパーシャイナーA2による処理)と電解研磨は上記2項目だけでみると同じ効果が期待できますが、広範囲を均一に仕上げる点では電解研磨の方が有利と言えます。

 

まとめてみますと・・・

 

・全体的に美観が必要な場合:電解研磨>デンケン

 

・美観も必要だが、よりコストを重視したい:電解研磨<デンケン

 

となり、用途による使い分けが大事になってきます。

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というわけで長くなりましたが、今回はデンケン “スーパーシャイナーA2”と電解研磨についてご説明しました。

 

ふるさと加工パートナーさんではどちらも対応可能です。

 

ステンレス製缶品でお困りの際は是非ご相談ください!!

 



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