超低露点環境に対応したリニアガイドをPR!!
もうすぐ梅雨シーズンに入りますが、湿度が高くジメジメした日は嫌ですよね・・・
そんな梅雨に活躍するのが除湿器ですが、
我が家では部屋干しはしないし、除湿だけのためにお金を払うのは・・・と躊躇い、毎年悩むだけ悩んで、購入には至っていませんでした。
ですが、今年は引っ越しをしたこともあり、思い切って購入!!
結論・・・今まで買わなかったことを後悔しました。
湿度を下げるだけでこんなにも快適なのか!?と感動!!
迷われている方がいましたら、ぜひ購入をおススメします!!
湿度繋がりで・・・
前々回のブログで ”超低露点環境” について掲載しました。
NSKさんから「 ”超低露点環境” に対応した製品のPRをさせていただけないでしょうか?」という打診があり、前々回のブログを書くに至ったのですが、
先日NSKさんと共に、あるお客様へ ”超低露点環境に対応したリニアガイド” のPRをさせていただきました!
そのお客様は、リチウムイオン二次電池の製造に関わっておられます。
現在は超低露点環境が必要ではないセル組立工程の設備を製造されていますが、今後は超低露点環境が必要な電極製造工程にも興味を持たれているとの情報があり・・・
今後を見据えてのPRでした!!
PRの内容は、NSKさんで行った超低露点環境の試験結果を基に、超低露点環境で使用できるリニアガイドの仕様についての説明です。
以下に超低露点環境の試験概要をまとめました。
内容:超低露点環境でのリニアガイド走行試験
評価:仕様による耐久性
試料:NH15AN(NSK製)、シール有りと無し
室温:23℃
露点温度:-80℃
潤滑:汎用グリス(比較対象)、クリーングリス
ザックリ言うと、NSK製リニアガイドを超低露点環境下で走らせてみた!ということです。
超低露点環境(クリーンルーム)では、リニアガイドからの発塵を限りなくゼロにしなくてはならないため、汎用グリスではなく、グリスの飛散や発塵が少ない長寿命のクリーングリスを使用する想定です。
それでは、耐久性はどうだったのでしょうか??
試験結果はこちら!!
クリーングリスの仕様は、なんとも微妙な結果に・・・
中でもシール有りは作動性の変化、外観上の劣化が認められるという結果でした。
今回はナイロン系接触シールの仕様でしたが、超低露点環境ではナイロン系接触シールは縮小する傾向があることもわかりました。
超低露点環境では、クリーングリスを推奨するものの、汎用グリス程の耐久性が認められない・・・
試験はこのままでは終われません…!!
では、なぜクリーングリスは汎用グリスに比べて耐久性が低いという結果になったのでしょうか?
グリスに着目して要因を探っていきます。
グリスは潤滑性を高めるために使用しますが、その潤滑性能によって耐久性に違いが出たのではないでしょうか??
グリスの硬さを示すちょう度をみてみると、
汎用グリス(アルバニア)が275に対して、クリーングリス(LG2)は199となり、クリーングリスの方が硬いと言えます。
グリスが硬いと抵抗が大きくなり、潤滑不良を起こす場合があります。
全てのパターンに当てはまるわけではないと思いますが、今回はクリーングリスが汎用グリスに比べて潤滑性能が低い可能性があると考えました。
ということは、クリーングリス仕様のまま潤滑性能を高めることで耐久性が上がるのではないでしょうか?
そんな都合よく潤滑性能を高めるユニット部品なんてあるわけ・・・
なんと、そんな都合の良い潤滑ユニットが存在するんです!!
潤滑ユニット ”NSK K1-L” です!!
K1-Lとは・・・
素材は油と樹脂の一体成形で作られた潤滑油を含有した多孔質樹脂で、ボール溝に接触させて動かすことにより、潤滑油を常に供給し潤滑機能を高める部品です。
K1-Lを付与した場合の試験結果はどうだったのでしょうか??
K1-L付与により、耐久性の向上が確認できました!
今回の試験結果から、超低露点環境はリニアガイドの耐久性に影響を及ぼす可能性があるため、潤滑性能を高めて寿命を延長することが重要だと言えます。
そして潤滑性を高めるのに効果的なのが、潤滑ユニット ”K1-L” です!!
リニアガイドの潤滑性能を高めたいときは、NSK K1-Lをご検討ください!!
今回は超低露点環境で使用するリニアガイドにスポットを当ててご紹介しましたが、
その他のことでもお困りごとがあれば是非ご相談ください!
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