ノギス

以前のブログで「リバースエンジニアリング」について紹介しました。

 

未読の方は是非、下記ブログをご覧ください♪

 

 

 

弊社の営業担当者が、あるお客様へリバースエンジニアリングのPRを行ったところ、先方の需要に見事にハマったようで、すぐに数点の部品において、リバースエンジニアリングのご依頼を受けました。

 

大手製造業のお客様なのですが、社内設備の補修パーツにリバースエンジニアリングを活用したいとの事でした。

 

お客様は社内設備の補修パーツ図面を社内で描き、社外の加工業者さんにて製作するという手法を数年前から取組まれていました。

 

その主な理由は・・・コスト削減とタイムリーな部品調達です。

 

お客様のお悩みとして・・・「メーカーで純正パーツを購入すると、割高になってしまう。」や、

 

在庫についてもメーカーが保有していればよいのですが、無い場合は長納期化に陥りやすいです…。

 

よって、社内で製図されていたそうですが、日々の業務+補修パーツの製図となると、設計担当の方もかなり繁忙となり、なかなか補修パーツの製図が進まない!!ということに…。

 

また製図が容易な形状である製品でしたら手間も多くはかからないと思いますが、見るからにゴチャゴチャしている製品ならば製図するうえで、寸法測定を含めてかなりの手間と時間がかかります。

 

ですが、そういった製品ほど純正パーツとして購入すれば高価なので費用対効果は高い!!

 

でも手間がかかる…。といった負のスパイラルに陥っているようでした…。

 

なので弊社からご提案させていただいたリバースエンジニアリングは、お客様にグサッと突き刺さったようでした!

 

さて、リバースエンジニアリングを手掛けられる加工業者さんでは、3Dスキャナーや3次元測定器など豊富な検査設備を多数保有されています。

 

さらに最新型の同時5軸加工機や、型彫放電加工機など、複雑形状品に対応しうる加工設備&経験豊富な人材が揃っておりますので、現物をお預かりしてからの製図から製品製作までを一貫して対応できます!!

 

ここまでお伝えすると、めっちゃ便利やん!と考えられるかも知れませんが、注意しなければならない点があります。

 

それは・・・「材質の選定」です。

 

材質は加工業者さんで判断がつきにくく、お客様側で把握されていれば問題無いのですが、購入品の場合だと材質まで把握されていないケースも多いと思います。

 

鉄、ステンレス、アルミなど大分類が分かったとしても製図するには、SUS304、316? S45C?S55C?さらに表面処理は?熱処理は?などなど細かな情報が必要です。

 

現物を提供いただけれるのであれば、検査機関に依頼することで判別可能ですが費用が発生します。

 

お客様としても、イニシャルコストは極力かけたくありませんよね。

 

ではどうするか?

  

加工業者さんが機械の使用条件をヒアリングさせていただき、使用条件に応じた材質をご提案させていただきます。

 

こちらの加工業者さんでは、難削材の加工や、複雑形状の加工を得意とされており、図面に基づいた加工にとどまらず、用途から改良案を出していただくこともあります。

 

そのノウハウを活かし、リバースエンジニアリングにおいても材質の提案を行うことができます。

 

次回、実際に受注となった流れをご紹介します!と言いたいところですが、まだ進捗中のため、無事完了となりましたら、改めて紹介したいと思います。

 



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