「人たらし」って言われたことありますか?
先日、取引先の社長様がお亡くなりになられました…。
何度かお会いさせていただいた方でしたので、お通夜に参列させていただきました。
お通夜前日の夕刻に、自宅で礼服を着てみたところ・・・ウエストがキツイ!!礼服あるあるです…。
また、礼服をよく見てみると、黒の色合いが少し淡いように感じます。
黒が基調な礼服ですが、実はその黒色にも濃淡があり、濃い色の方が良いと言われています。
年齢も重ねてきたこともあり、さすがにこの淡い色は・・・と思い、漆黒の礼服を新調しました!
翌日までに必要だったため、急いで洋服屋へ向かい、店員さんに大変無理を言って仕立てを間に合わせてもらいました。
急な出費で懐は底冷えしましたが、何とかお通夜に間に合ったので良かったです。店員さん、本当にありがとうございました!!
さて、亡くなられた社長様とはお話させていただいたこともあるのですが、
気取らない非常に気さくな方でして、とても話やすかった印象がありました。
お通夜の際にナレーションの方が故人様の紹介で話されたフレーズがとても印象的でした。
その印象に残ったフレーズが・・・
「人たらし」
「~たらし」ってあまり、良くないイメージで捉えていた私ですが、
人たらしとは “周囲の人から愛される、好感を持たれること。”
らしいのです。社長様にぴったりな素敵な言葉だなぁと、とてもしっくりきました。
ですが、社長というポジションにおいて、「人たらし」と呼ばれることはとても難しいのではないかと感じます。
相手に厳しいことを言わないといけない場面も多いですし、会社を守るためには自分の意にそぐわないことでも受け入れる場面にも遭遇すると思います。
なので、社長というポジションはストレスを他の人より多く抱え、更には孤独を抱えるものだと思います。(社長になったことがないので、あくまでイメージですが・・・)
その中で「人でなし」と言われるのは、よほどの器の大きさではないでしょうか?
CMでよく耳にする「そこに愛はあるんか。」
仕事への愛情、会社への愛情、そして人への愛情。
故人の方の言動一つ一つが愛情にあふれていたからこそ、「人たらし」と呼ばれ、
葬儀にも社長様を慕われていた多くの方々が参列されているのだなぁと、しみじみと感じました。
お亡くなりになったのはとても残念ですが、改めて社長様の生き様に感銘を受けたお通夜となりました。
まだまだ青二才の私ですが、出来るのならば私も最後には「人たらし」であったと言われる人生を送りたいと思います!!
最後になりましたが、故人様のご冥福をお祈り申し上げます。