Cマウントって知っていますか?
φ25.4 32山/inch
この寸法でピンッときた方は相当なカメラ通ではないでしょうか?
Cマウントとは「産業用カメラのレンズ規格」であり、この寸法こそが「φ25.4 32山/inch」です。
iPhoneのカメラしか使わない私はそんなことは知りません!!
なぜこのような規格があるのかと言うと・・・
カメラ毎に特殊なレンズだと種類が相当多くとなってしまうため各団体毎に規格を定めているそうです。
まぁ良くある話ですね。
で、その代表的団体の一つであるJEITAが定める規格として「Cマウント」があります。
今回なぜこんな話をするのかと言うと、新規のお客様から機械加工のご依頼がきっかけです。
ご依頼いただいた図面の中に、「φ25.4 32山/inch」と記載されていました。
ネジ規格と言えば、「M6 P1」や「M8 細目」等の表現しか私は知らなかったため、
最初見た時は???って感じでした。
依頼した加工業者さんに確認しても、同様に???って感じでした。
お客様へすぐ確認すれば良いのですが、新規のお客様に「コイツ何も知らんな・・・」と思われるも
嫌だったので、可能な限り自分で調べました。お得意のネット検索です!!
で、探してみるとユニファイネジがHitしました。
φ25.4 32山/inchに該当するものは・・・ありません。。。
資料によると、ねじ外径25,4だと「呼称1」で8山になります。
32山とは一体・・・・
ギブアップです。何も知らなくてすみません。。。調べた資料を用いてお客様に確認です。
私が「Cマウント」の存在を認知した瞬間です(笑)
私が見てた資料はユニファイネジの規格表であり、Cマウント規格とは異なるため、
もちろん資料には存在していませんでした。
「外径25,4 1inch内に32山のネジ切り加工」これがCマウントの正体です。
ようやく謎が解けましたが、肝心なのはCマウントを知らない加工業者さんでの製作は難しいのでは?
この続きは次回お伝えします!!
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