営業マンのつぶやき。価格改定ラッシュが収まる気配を見せません・・・
昨年に続き、仕入先さんから価格改定案内が怒涛の如く押し寄せてきます。。。
毎日のように案内があり、中には「前に行ったのに、2回目!!」と言ったこともしばしば。
1年以上、毎日のように価格改定の作業を行っていると、一概には言えませんが
業種・業界により価格改定の受入れ方が違うように感じてきました。
・お客様が生産した製品が直接消費者に届くものなのか?
・お客様が生産した製品を用いて製作されたモノが消費者に届くのか?
によって、価格改定に対する捉え方が異なるように思います。
後者の場合、商流はBtoBがほとんどだと思います。工作機械などが代表的なものでしょうか。
この場合、当事者同時が価格改定の背景を理解し「仕方ないよね・・・」という共通認識を持つことが
できるため、比較的スムースに価格改定が進められます。
弊社の場合、お客様に「仕方ないよね・・・」と感じてもらうためにメーカー側の主観的な
価格改定案内文書だけではなく、外部環境など客観的にお伝えできるデータを用いて
お客様に共通認識を持っていただいた上で交渉します。
ではお客様が生産した製品が直接消費者に届くケースではどうかと言うと・・・
難航するケースが多いです。例えばトヨタさんと日本製鉄さんの交渉が昨今の原材料費高騰を象徴する
ような出来事であったと思いますが、自動車も生産した製品が直接消費者に届くケースです。
モノの価格が上がるわりに消費者の生活水準は上がらず、購買意欲が低下する。
ズバリ、これが価格改定が難航する理由ではないでしょうか。
弊社のお客様も製品の価格改定を行うと消費者離れが起きる可能性を想定し、なかなか価格改定に承諾いただけないように思えます。
そうなってくると当然価格改定に対しシビアになられることは容易に想像がつきます。
弊社もお客様の事情はよく理解できますが、仕入先さんの事情もこれまた理解できます。
まさに板挟みです・・・。ですが、
お客様や仕入先さん含め全員が協力し乗り切らなければ日本のものづくりが停滞する局面だと思います!
ニュースでは川上に位置する原材料メーカーは過去最高益と騒がれており、川中・川下企業との差が顕著です。
さらに「消費者の生活水準が向上した!」ということは報道されていません。
政府も賃金底上げに対し力を入れていますが、特にコロナ禍において様々な業種・業界が存在する日本での底上げは容易ではないと思います。
ですが「エンドユーザーである消費者の生活水準向上こそが日本のものづくりを支えている」
と言っても過言ではないと私は思います。
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