分業制!?営業担当者の押さえておくべきポイントは?
先日、仕入先の営業担当者さんが来社され、商談をしているときでした。
「先日回答しました加工品の御見積ですが、いかがでしたか?」
と質問がありました。
私は普段この仕入先さんには加工品の見積依頼はあまり行わないのですが、今回は過去に
類似加工品の購入実績があったために見積依頼をしていました。
が、回答が期日までに無く・・・督促を行うもしばらく回答が無かったため、
他加工業者さんからの回答分で、お客様に見積回答をしていました。
私は見積を行う際は、図面に記載されている形状加工を得意とされている複数の加工業者さんに依頼します。
「価格、納期の妥当性を判断する基準を持つために比較する事が重要である」と考えているからです。
さて話は戻り、この仕入先さんから後日回答がありましたが、価格が他加工業者さんの5倍以上でした・・・
そのことを営業担当者さんに伝え、「何故こんなに高いのか?」を質問したところ・・・
見積業務は業務担当者さんが行われるそうで、営業担当者さんはどこの加工業者に見積依頼したのか
把握されていないご様子。更に過去の購入実績についても説明しましたが、営業・業務担当者さんともに
見積時に過去の価格を確認されていなかったようです。
う~ん、この営業担当者さんは前回私がブログで書きました ”情報” に関しての意識が非常に希薄のようです・・・。
この仕入先さんは業務効率化のため、分業制を敷かれていると思いますが、
営業担当者さんが状況を把握しておらず、客先からの質問に答えれず、更には失注となれば
本末転倒ではないでしょうか。
業務効率化はとても大事ですが、業務を簡素化するものではありません。
重要なのは、各セクションの担当者が当事者意識を持ち、顧客満足度を高める仕事をする。
ことだと思います。そのことを改めて感じた瞬間でした。