図面通りに製作すればよい?
あるお客さまからいただいた棒状の切削加工品のご依頼。
萬代の”ふるさと加工ネットワーク”の中で旋盤加工が得意な数社に見積を依頼したところ、
”加工可”の回答は1社のみでした。
”加工不可”の回答をいただいた加工屋さんに理由を確認すると、
「幾何公差がキビし過ぎる…」と。
確かに! そこで図面を描かれた担当者さまに加工対応状況を説明すると、
「そんなに難しいんだ…」とのリアクション。
そうなんです。
作図のプロ=加工のプロとは必ずしも言えないので、
今回のように作図と加工実務のギャップにより加工不可、めっちゃ高い、めっちゃリードタイムが掛かる…等、期待しない結果につながることがあります。
結果的に今回はそこまで必要がない幾何公差が含まれていたのでその指示を削除して頂くことで、実加工のハードルが一気に下がりました。
作図のプロと加工のプロを上手に縁結びすること。これも我々の役割であると強く感じた案件でした。